考え中

まったく公共性のない備忘録

映画

The Hours(2002)

ニコール・キッドマンの特殊メイクが話題になった映画。邦題は「めぐりあう時間たち」。ヴァージニア・ウルフのダロウェイ夫人にヴァージニア・ウルフの伝記を絡めた翻案映画化。 女優がみんなすごい。日常に潜む虚しさを表現する、その演技に目を奪われる。…

Any Day Now (2012)

邦題どうしようかってなるのは分かるけれど、他になかったのか「チョコレートドーナツ」。劇中Alan Cummingが歌うボブ・ディランの”I Shall Be Released”の歌詞のサビがAny day nowで、解放される日がおそすぎること、今の状態が不当であることを歌っている…

Sing Street

未来が見えなくて新天地へ自由な旅立ちをするお話はたくさんあって、どれも悲しい。80年代のダブリンは先行き不透明で、家庭も学校も大人も危うい。それなのにパワーだけのために理不尽に校則「黒い靴」を強要する。I fought the law and the law won♫という…

ムーンライズ・キングダム

少し前に挫折して、もう一回頑張って見てみたウェス・アンダーソンの2012年公開映画。色っぽい少女と喫煙する少年が、大人社会から脱走して駆け落ちする話だが、途中の展開が特にないので30分ぐらいの短編として作ったほうがいい感じだったかもしれな…

マダム・フローレンス! 夢見るふたり Florence Foster Jenkins

ソプラノ歌手としてカーネギーホールで歌うというFlorenceの奔放な夢をプラトニックな愛で支える舞台役者のSt. Clairの話。 メリル・ストリープが本気のオペラ歌手役で魅せるのはもちろん、St. Clair役のヒュー・グラントが浅いのか深いのか分からない変な人…

キャロル

2014年公開。ケイト・ブランシェットとルーニー・マラがかわいい映画。ケイトはもうファンタジーにしか見えない。 アメリカ、ニューヨーク、50年代。新しい価値観が生まれようとする時代。 保守的な富裕層の奥様であるキャロルはゴージャスなファーコートを…

時代屋の女房

BSでやっていた80年代の日本映画をなんとなく見た。夏目雅子主演で沖田浩之も出ている。渡瀬恒彦、津川雅彦、朝丘雪路と、ここ数年で、2000年以前に活躍したスターは次々他界して、この映画に流れる価値観も古い。 原作は82年、直木賞受賞作の映画化である。…

ツレがうつになりまして。

最近病気の実話の映画ばかり見ているが、堺雅人の演技が素晴らしいので最後までしっかり見た。 タッチは軽いけれど内容は深刻なのでよけいに悲しくなる前半と、そんなに収束するものだろうかとしらける後半という内容だった。 淡々と描かれるほのぼのとした…

LA LA LAND

2年前に見たい見たいと思っていたけれど、結局今始めてみた映画。おしゃれな映画だし、結末もピリッとからい。 賛否両論あるのは頷ける。スターに憧れ、オーディションを受けまくり、才能がないと諦めかけたときに力をくれた彼とは今はもう… 話の筋だけ聞く…

Still Alice

若年性アルツハイマーが発症した将来有望な大学教授をジュリアン・ムーアが演じている。『アリスのままで』の邦題でその意味が分からないけれど、英語タイトルは、自分が自分ではなくなる、自分であると自覚できないようになることを表そうとしたタイトルだ…

The Danish Girl(リリーのすべて)

デンマーク、20世紀初頭、性同一障害の男性リリー・エルベが世界で初めて性適合手術を受けて女性になろうとする話であるが、エディ・レッドメインが女装したり、ベン・ウィショーとキスしたりする映画ってところに、これでいいんだろうかと思ってしまう部…

ピアニスト

ハネケのピアニストを見た。 エリカはナイフの傷の痛みの先で、満たされなかったものを満たして生きることを選べるのか。 最後に演奏会があり、母親が期待と野望を語る。エリカは代理の演奏者で、自分の教え子の代理にすぎない。けれど、うまく演奏すれば誰…

BRIDGET JONES'S BABY

行きの飛行機で、ドクター・ストレンジを見ようとしたら、私の席のヘッドホンから音が出ず、ストレンジは字幕無しでまくし立てる感じだったので、仕方なく字幕ありで、絵面だけでよく分かるマーク・ダーシーとブリジット・ジョーンズの「その後」を見ました…

フラワーショー!

チェルシーフラワーショーで優勝したアイルランド出身の実在女性をモデルにした映画。チェルシーフラワーショーといえばロンドンの高級住宅街で開かれる、由緒あるガーデニングの祭典。権威の壁に阻まれながらも、圧倒的なデザインとコンセプトで人々を魅了…