みかんジュースが出てくる蛇口で有名な松山の空港にて。
滞在中は、みかんジュースはもちろん、「たると」も坊っちゃん団子も鯛めしも食べた。
坊ちゃん団子はあちこちで買えるし、店内で食べれるところもある。明示創業のつぼやさんは、坊つちゃんが団子を食べた店といわれている。
坊つちゃんは団子を2皿、蕎麦屋で天ぷらもたくさん食べていたのを生徒に目撃されて、その後からかわれたり、蕎麦屋と団子屋へ立ち入り禁止になったりしたっけか。
一六タルトしか知らない他所者用に、土産物屋にはハタダや六時屋のタルトは個装のも売られていてすぐに食べ比べができる。
一六タルトはゆずが効いているけれど、ハタダのゆずより栗で売っている感じだ。六時屋タルトはかなりふわふわしていて、手がベトベトになることがない。
坊ちゃん団子もそうだけれど、この辺りはこしあんに力を注ぐ地域なのか、温泉街からさらに内陸へ入った砥部の方へ行ったときに、もう少し違うまんじゅうに出会った。
写真はないけれど、おくま饅頭という。久万高原という地域だから「おくま」なのかな?と思っていたら、人の名前だとか。商標の関係なのか「おこう饅頭」「おこう万寿」など、おこうさんバージョンもある。どれも同じ饅頭に見える。
それが、小豆の皮を向いて中身だけでこしらえた団子で、薄皮というより皮はないといってもいい感じのあんころである。だからあんこと言っても白っぽい。
口に入れると非常になめらかでみずみずしく、羊羹と水ようかんの間ぐらいの食感で、かなり印象的だった。この辺は山田屋まんじゅうが有名だしうまいけれど、それよりおくま饅頭を勧める。
砥部では絵付け体験をした。観光用の筆が思うように使いこなせないので、本気の人はマイ筆持参で行くといい。
絵付けをしてみたら、作品を見る目も変わる。いろんな窯がそれぞれの特色を出しているが、気に入ったのは伝統的なつる草模様を、一筆でなめらかに勢いよく描いているタイプだった。
それにしても、次回行く機会があれば松山城と、あとは八十八箇所のうちの一寺ぐらい試したい。