考え中

まったく公共性のない備忘録

新年に新調

急須の手が取れて急遽新調することになった。急須なんてどこに売っているのか、店といっても選択肢がせまいし、瀬戸物市とか焼き物祭りとかの時期でもない。

ネットで探しても、電化製品と違ってスペックとか目的とかだけで選ぶものでもない。むしろ、お茶がおいしく入るのか、メンテしやすいのかなどの実用面の情報と、色、質感、デザインなどの好み、持って手に馴染むのか、他の茶器に合うのかなどの関係性など、選択の際の観点は多角的だ。さらには、茶器の産地や種類、土の種類や場合によっては作家など、茶器の位置付けやグレードなども気になるところだ。

ざっくり、この濃尾の土はいいようで、美濃、瀬戸、四日市常滑、その他犬山なんかも実は産地としてある。特にここという好みもなく、固くて、使い込むと艶が出るような土物をひとつ買おうかということで、オンラインで常滑焼と萬古焼を物色してみた。萬古焼の普段使いの急須は、赤くて華やか、形も良さそうなのだけれど、手の先が円筒になっていて、それがどうしても気に入らない。そこで常滑焼きで、手がラッパみたいに広がっているのをポチってみた。到着したら、いずれ使用感をお披露目したい。