Van Gogh: Painted with Words (BBC 2010)、日本では『ゴッホ 真実の手紙』となっている。
10年以上前のBBCドラマで、日本でも民放で放送されたというが、見ていなかった。今回はアマゾンプライムビデオで見ることができた。
ゴッホの手紙はたくさん残っていて、それを根拠に作られたドラマというより半ばドキュメンタリー仕立てである。よく知っているゴッホの人生のあらすじ、転居したハーグ、ロンドン、パリ、アルルなどの土地、出会った人々にイメージに色や形がついて、イギリスの優れた俳優陣が内面的な部分を担う。
ベネディクト・カンバーバッチが演じるゴッホは、なんか似ているけれどイギリス人すぎるという印象。
テオの金銭的な援助には言及されるが、精神的な貢献には少ししか触れられていない。テオの奥さんは登場すらしない。ゴーガンの描き方も細かくはない。
ゴッホが見ていた世界なら仕方ないか。
制作関係者のブログ、ロケ地や天候のこと、ベネディクト・カンバーバッチのセリフ覚えのことなどが書かれている。