考え中

まったく公共性のない備忘録

北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック-アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美

岡崎美術博物館で、北澤美術館所蔵の「ルネ・ラリック」の展覧会をやっているので行ってきた。

 

北澤美術館は諏訪湖のほとりにあって、アール・ヌーボーアール・デコ様式の工芸品を所蔵している。諏訪湖へ行ったのは31年前だったことが判明、時の進み具合がおそろしい。

 

そんな昔のものでも、一回見たものだから記憶に残っているかもしれないと思って臨んだ今回、見てみるとまったく一切覚えていなかった。たぶんエミール・ガレなんかの印象が強すぎて、ルネ・ラリックの方は記憶に残らなかったんだろう。

 

ガラス工芸のイメージばかりだったけれど、原画や構想なども展示されていた。パリ万博の建造物の装飾や扉などもあった。ガラスは食器や花器、香水瓶などはもちろん、自動車の先頭に付けるカーマスコットも展示されている。日本を含むアジアのデザインと、虫やトカゲ、神話のモチーフなど、アール・ヌーボー時代を引き継ぎながらも、電気や自動車など新しい技術に新しいデザインを加え、一般市民に浸透していった時代の様子がよく出ていた。

写真撮影OKだったけれど撮らなかった。展示の様子は美術手帖さんに詳しい

 

観覧後は館内のレストラン「YOUR TABLE」で、前菜、メイン、パン、ドリンクのコースを。レストランからの眺めがいい。

 

 

 

巡回展で、次は兵庫陶芸美術館で開催されるとのこと。