考え中

まったく公共性のない備忘録

世界サブカルチャー史 欲望の系譜2

世界サブカルチャー史 欲望の系譜 - NHK

 

昨年始まったときには知らず、途中から見ている。見逃した回もある。

アメリカの歴史と、主にハリウッド映画に現れる大衆の考えを「欲望」という表現で年代順に考察している。

 

先週は2000年代に入り、第1回が始まった。9.11に至る時期とその後がブラックホーク・ダウンボーン・アイデンティティー、ハニバルあたりに照らして描かれていた。

 

自分自身も当時リアルタイムで経験しながらいろいろなことを考えたし、映画も見て考えたりもした。それを今また振り返って考えている。

 

あのイラクへの軍事介入も、ハリウッド映画を作るのとそれほど変わらない動機で始まったのだなと思う。

 

折しも、日曜美術館ではアンディ・ウォーホル展が取り上げられ、大衆文化と芸術からアメリカの闇を読み解く試みがされていた。展覧会は残念ながら巡回しないそうだが、新たな世代の人たちがウォーホルを体験する機会になるといい。あのおしゃれな中になにか突っかかるものを感じるには、今がいい時代だと思う。