考え中

まったく公共性のない備忘録

あっという間の

10月も最終週となり、このひと月が短かったこと驚いているが、かといって10月に入った頃のことは遠い昔のようだ。

2008年で切れていたパスポートを更新した。先週、旅券センターへ申請に行き、今週は出来上がったパスポートを取りに行った。パスポート申請は久しぶりのことで、前回申請した時とは大違いだった。前回が98年だろうから、当然だが。

まずは、旅券センターがあったビルが老朽化して、2008年に建て替えられることになったわけだが、それが現在建築中だ。けっこう上の方までできている。その前を通って少し行くと、現在の旅券センターのあるビルがある。初めてなので、道に迷って、駅から5分ぐらいの距離なのに30分も歩いてしまった。

旅券センターの一番奥の方に、写真屋さんとJTBがある。写真はブースで自力で撮っても、写真屋さんに撮ってもらっても1000円(税別)だった。人力の方に年配のカップルや家族が並んでいたので、誰もいないブースで撮った。最近はスマホで証明写真を取れるので、ブースは久しぶりだ。座高が高いので、椅子を何回回してもちょうどいい高さにならないのも昔のまま。

できた写真を持って、予め書いてあった申請書と取得してあった戸籍抄本を受付に出して番号札と緑のクリアファイルをもらう。そのファイルに運転免許証も含め、すべての申請書類を入れて待つこと30人。カウンターは3つ開いていて、何かトラブルがある人は時間がかかるが、私のような凡人は特別な処理もなくすぐに「引き換え」の紙を渡されて終わり。統べて50分ほど。

ちなみに、昨年度、毎週仕事の都合でこの辺まで来ていたので、その間にパスポートを取るぞと思って戸籍謄本を取得していたが、あっという間に6ヶ月以上経っていて、反故になった。さらに、今年の1月に(冬休みか春休みに申請しよう、そうすれば夏の予定に海外を入れられる)と思っていたのに、それもあっさり6ヶ月過ぎていた。夏休みに申請に行けばよかったのに、面倒臭さから結局今になったのだが、3回も戸籍抄本を取っても区役所では何も言われなかったばかりか、親切にも「旅券の申請書は区役所にもありますよ」と教えてもらったりした。

旅券の申請書も3回書いた。1回めは「申請に行くんだ~」と言っていた職場の人が「余りがあるからあげる」と言ってくれた書式。年齢が変わってしまったので反故になった。2回めは区役所の待ち時間に書きかけたが、失敗したので反故になった。そういえば、80年代に友人と香港へ行く前に、友人がパスポートがないというので旅券の申請をしたことを思い出した。私も何故か一緒にいったが、申請書が旅券センターにしかなくて、近所の喫茶店で書き始めたけれど、集中できずに誤字多発で、結局その日は申請書式だけもらって帰った。今となっては自分の申請すらめんどうなのに、よく友人の申請に付き合うみたいな豆なことができたもんだ。

その後私も切り替え申請をするとき、当時は職場は同じ駅だったのだが、職場に人に「白い服だと綺麗に撮れない」と言われて写真のために藤色のスーツを着ていったあれは90年代初頭。申請の方はまったく覚えていない。写真のことばっかり覚えてる。

そんな感じで昔のことをいろいろ思い出しながら申請したパスポート。今日は出来上がりを取りに行った。面倒なので車で行ったけど、着いて5分以内に終わったので、駐車料金もかからず、電車乗り継いで行くより早くて楽ちんだった。中間にICチップを束ねこんだ厚めのパスポートを見ながら「日本国民だなー」と思っている。