考え中

まったく公共性のない備忘録

豊田市博物館

明日から連休、今日は昼までで仕事を終えて、豊田市博物館のオープン初日に行ってみた。場所は、豊田市美術館と同じ敷地内である。

 

昨日が関係者、今日が一般向けの初日ということで、混雑に備えた広報などを見たが、私の見立てでは明日から連休で混雑するけれど、今日は平日だから大丈夫と踏んだので、とにかく行ってみた。実際、見立てどおりで大丈夫だった。

 

豊田市美術館の隣にできたこの博物館、坂茂がデザインした建物が見どころである。玄関から、入口内のロビーまで、天井にはこの木を組んだ意匠が続く。チュロスのような柱も続く。

 

 

 

展示室は1室で、歴史・民族・産業・自然のキーワードごとに銅鐸や土器に始まり、松平氏の資料、蚕業の歴史や道具、地層、虫、そしてトヨタ自動車まで常設展示されている。

 

2階への異動は、螺旋状の回廊スロープで、ガラスの向こうの豊田市の町並みを眺めながらの登山である。

 

 

外からはこんなふうに見えている。

 

 

2階には図書館、研究室、キッズ広場、カフェなどがある。カフェは出口のほうにあり、館内からも館外からも入ることができるが、こじんまりとしている。

 

 

出口というのは1階エントランスとは反対がわ、しかも2階である。2階から空中廊下が渡されている。入館前に、すでにここを渡る人々を見ることができる。空中を渡る人々を下から見ることには常にワクワクする。

 

 

この空中廊下から見渡す庭は、坂茂ではなくランドスケープデザイナーのピーター・ウォーカーがデザインしている。

 

この通路の延長に美術館への経路があり、中間あたりで振り返ると、谷口吉生坂茂が並んで見える。最も興奮する眺めはここかもしれない。

 

美術館の2階に接続するあたりである。

 

 

振り返ると坂茂

 

 

 

パンフレットやチケットの色合いもおしゃれで、分かりやすい。

ロゴは、天井の木組みのデザイン化と思われる。

 

美術館のロゴの方はモンドリアン風の四角が区切られているやつで背景は青、一方の博物館はこの逆台形で背景は赤だ。豊田市内を自動車で向かうときに、このことを知っているとたどり着くのに苦労しない。なお、博物館へは、美術館の駐車場からも歩いて行けるが、博物館の駐車場は別途ある。博物館の入口は美術館の反対側(豊田市街側)なので、博物館駐車場へ止めたい場合は経路が少し異なる。案内が出ている。

 

ところで、午前の仕事と午後の博物館で結構歩いたつもりだったけれど、フィットネスアプリによると、もう少し歩かないと本日分が達成できない模様である。