考え中

まったく公共性のない備忘録

豊田市美術館:未来って

『未完の始まり:未来のヴンダーカンマー』展へ。

豊田市美術館の背景の空は青ければ青いほどいい。


Wunderkammerは「脅威の部屋」で、15世紀イタリア、16世紀ドイツなど、18世紀ぐらいまで続く、珍しいものを陳列する博物館の前身のような陳列室のことだという。

 

そういう怪しげなわくわく感はなく、普通の現代アートだった。

「未来」における分類不能異世界の文物というコンセプトに対しては、発想とその表現力を求めたいが、鑑賞者の発想力を凌駕するほどの脅威は感じなかった。

 

展示物と連動しているわけではない長い映像作品は、美術館に”陳列”する必要があるのかは疑問に思っている。たいていは、途中で見始めて途中で出てくることになる。はじめと終りがある作品は椅子がある上映会場か、家で見ればいいように思う。どこを切っても楽しめる作品で、鑑賞時間も短いもの、他の展示物と関連があるものなどは許そう。


撮影許可の試みをしているようで、スマホは持っていたけれど、撮影したからといって利用することがなさそうだなあと思う。この展覧会は混雑はしていなかったので、他の人が撮影しているのは邪魔には思わなかった。

 


帰りに手巻き寿司の材料を買ってきた。節分だからというわけではない。