名古屋市博物館のプレオープン企画の特別展「リトアニア ―バルトの森に響く歌―」に行った。会期は明日までの駆け込み鑑賞。
9時半開場とは知らず10時開館のつもりで到着したけれど、10時には人気(ひとけ)もなく、11時頃増えてきたので、10時だと思っている人は多いような気がした。

リトアニア国立博物館の全面協力のもと、リトアニアの歴史を紹介しつつ、紀元前の出土品から民族衣装、伝統工芸品など、手の込んだ職人技や手作りの品がたくさん出品されていた。リトアニア大公国が成立、バルト海から黒海に至る巨大な帝国に発展し、ロシア占領下に入る。独立、また占領、そして現在の独立に至る。その間のポーランドとの強い関係や、キリスト教化など、3つのパートに分けて展示紹介している。
1つめが「森とともに暮らす」として、紀元前のヘラジカの角の細工、3世紀ぐらいの動物をかたどった金具など、それと琥珀の装身具などがあった。埋蔵量が多く古来お守りとして大事にされていた琥珀は、祭事の衣装にも使われる。19世紀の衣装展示の首元にも琥珀の三連ネックレスがあった。
16~20世紀の木の細工や楽器、動物の置物や笛など玩具のような民芸品のような可愛らしいものがいろいろあった。小さなヴァイオリンも手彫り風に見えたが、ちゃんと楽器として楽しんでいた様子である。
2つ目の「歌い、踊り、祝う」のパートでは、弦楽器カンクレスが展示され、実際に弾いて演奏してみることができる試弾用が置いてあった。音階は西洋音楽風だった。続いて晴れ着に欠かせない帯の展示がある。それぞれ模様が異なり、どういう織り方なのか解説もついていた。
その帯や、先述の琥珀のネックレスなどで装った晴れ着と祭の女性の洋服が2つ、それぞれ違う地方のものだという。さらに祭の仮面なども展示されている。
3つ目は「自由のための戦い」というパートで、18世紀の甲冑などに始まり、第二次大戦までの私物などがあった。
展示室を出ると、ミュージアムショップがあり、先程まで展示室で見ていた可愛らしい動物の木の細工や布製品などが販売されている。リニューアル前はミュージアムショップがなく、隙間のようなところに店を広げていたので、新しくなって余裕のあるショップができてよかった。
今日は、その奥で体験コーナーがあり、リトアニアの民族衣装を試着したり、杉原千畝の執務用の机で記念撮影をしたりできる。
まだ2階、3階の展示室はオープンしておらず、1階のみの展示だった。
実は、特別展「名古屋には秀吉がおるでよ! ―秀吉と尾張の歴史―」も同時開催中で、しかもチケット1つで両方の展示を見ることができる。こちらはもともと名古屋市博物館の所蔵品と、名古屋市蓬左文庫の所蔵品で、何度か見たものだったので今日は入らなかった。先に秀吉の展示室、次にリトアニアという順序で、逆行できないというので、疲れてからリトアニア展示を見るのは不本意とも思った。
展示は明日まで、博物館はまた休館となり、グランドオープンは来年4月である。

















