考え中

まったく公共性のない備忘録

キャロル

2014年公開。ケイト・ブランシェットルーニー・マラがかわいい映画。ケイトはもうファンタジーにしか見えない。

 

アメリカ、ニューヨーク、50年代。新しい価値観が生まれようとする時代。

保守的な富裕層の奥様であるキャロルはゴージャスなファーコートを着てカツカツ歩く。オードリー・ヘップバーンのような前髪をしたテレーズが働く高級百貨店が2人の出会いの場となった。

LGBTの露骨な会話はなく、ほのめかす表現と視線の交錯だけで駆け落ちのような旅をすることになる2人。社会から受け入れられない背徳感は描かれているものの、物憂い美しさでかき消されてしまう作品だった。