考え中

まったく公共性のない備忘録

アザミかアイリスか

イギリスのErcol社のアンティーク家具で、シスルバックチェアと呼ばれている椅子がある。シスルはthistle、あざみだ。背もたれに3本、アザミの花らしき意匠が透かし彫りになっている。ケルト感のあるデザインといえばいえる。アンティーク家具店で定期的に入荷する椅子だが、イギリス本国では検索しても一個も見つからない。

Ercolで調べると、同じデザインの椅子がfleur de lys chairという名前で出てくる。フランス語だ。ユリの紋章に使われる、実際にはアイリスと言ったほうがいい。

日本ではなぜシスルバックチェアになったのだ。そもそもこのデザインはアザミ、ユリ、アイリス、それ以外・・・どれが正しいのだろうか。

どうしてこうなったんだろう。