考え中

まったく公共性のない備忘録

カラヴァッジョ展

所用で東京に来ている。

到着後、食事系の店が開く時間に皇居近くの「いろは寿し」に入った。
天ぷらもお寿司も食べたい人用のランチで満腹以上になったので、神田の古書店を一軒また一軒と潰しながら、陽気の中、上着を脱いで神保町を一周した。
 
用事を済ませた後はホテルにチェックインして、西洋美術館のカラヴァッジョ展へ向かう。
上野の駅前にはビジネスマンも学生も家族連れも観光客も熟年夫婦も、あらゆる編成の人々が集まっていて、非常に楽しい。夕方に差し掛かる時間でも、薄いカーディガンで十分だ。
 
カラヴァッジョは、劇的に生々しかった。噴出する人間味は、光と影から我々が自由に感じ取れるようになっている。残虐なもの、滑稽なもの、倒錯的なもの、自虐もある。
それと、描かれているものが、実寸より大きく感じる。立体的だからか、色のせいか。
とにかく狂っていて楽しかった。