考え中

まったく公共性のない備忘録

失せ物出ル

なくしたと思っていたものが2つ出てきた。

 

昨年の秋口にこつ然と消えたウールの襟巻きが昨日見つかった。

職場の忘れ物として届いていたけれど、他の忘れ物に混じり込んでいて発見が遅れただけだった。「温かい服装でおでかけ下さい」の期間にはずっと手元になかったのに、「日中は汗ばむ陽気」になってから見つかった。

ちなみに、この襟巻き(2代目)には前任の襟巻き(初代;まったく同じ商品)があり、そいつも下関に出張した時に置き忘れたまま帰宅してしまったために永遠になくしたという経緯があった。買い直した2代目も同じようになくすのか・・・と半ば運命のようなものを感じて諦めようとしていた。しかし、ここに至って「運命は変えられる」といった啓示を得た(のかもしれない)。

 

週末、出かけようとしたら腕時計がいつもの場所にない。昨年度新調したばかりの時計だ。金曜日までは使っていた。一体どこで外したんだろうかと家中あちこち探した。週末の買い物には時計なしででかけた。週が明けて出勤日になっても見つからない。マフラーが見つかった忘れ物集積の場所も見た。

時計なし出勤2日めの本日、午前の仕事を時計なしで終えた。時計との因果関係はないと思うけれど、業務がうまく運ばず落ち込みがちな午前だった。午後の臨時の仕事も機器の不具合で時間が押して焦りながら過ぎていった。

それが、つかの間の休憩の最中に自分のカバンの底に時計がクタッとなっているを見つけた。おまえ、ずっと底にいたのか。

さっそく仕事の途中から時計ありで働いた。少々の落ち込みから立ち直り、なんとなく人間性を回復した気分になった。