自宅の倉庫的なところを片付けた。
倉庫的なところとは、キッチンの奥のパントリー的スペースである。ここは収納庫場所にでもしておいてくれればいいのに、何もない空きスペースになっていた。
しばらくあまり活用していなかったけれど、物があふれだしたので、仕切ったり収納ボックスを操ったりで、すべて収まるようにしてみた。すべて収まるととてもうれしい。
年末に相応しい労働だった。
自宅の倉庫的なところを片付けた。
倉庫的なところとは、キッチンの奥のパントリー的スペースである。ここは収納庫場所にでもしておいてくれればいいのに、何もない空きスペースになっていた。
しばらくあまり活用していなかったけれど、物があふれだしたので、仕切ったり収納ボックスを操ったりで、すべて収まるようにしてみた。すべて収まるととてもうれしい。
年末に相応しい労働だった。
去年から面接の仕事がたまにある。今日も面接した。
20年前ぐらいはけっこうやっていたが、私も若輩者だったので、課長と一緒にやっていた。面接者が出て行くと、課長が「今の子いいなあ~、奥さんにしたいタイプ」とか、昨今なら問題な発言を繰り返していた。たぶん現代でも、こういう紳士はそういう風に心のなかで思っているに違いないが、口には出さなくなった。
おっと、また思い出話になった。
今日は私より一回り若い人だった。よくしゃべる人で、私が口を出す隙なし。面接であんな感じで話すものだろうか?いろんな人がいるのでしょう。悪い人ではなかったし、緊張しているらしい(本人談)ので、印象とは違うのかもしれない。
品薄のバターを、大手スーパーで買っていたけれど、先週ケーキ用マーガリンというので代用できないか、一度購入してみた。
パンを焼いてみると、香りも食感も随分違い、がっかりした。残念ながら、マーガリンでは食パンを焼くバターの代用はできないようだ。
それで、そのマーガリンの消費が問題となって、家にあるものでお菓子を焼くことにした。家にあると言っても今日はきな粉ぐらいしかない。
パウンドケーキは、概略バタークリームとメレンゲを混ぜて、その中に小麦粉を切り込んでボッたりした生地を作って焼くという手順でできる。分量は粉、バター、砂糖が同じぐらい、ただし昨今そんなに砂糖を入れると結構甘いので調整する。
朝からマーガリンをホイップして(ケーキ用だからなのか、すでに空気が入った感じで売っている)、砂糖を加えてザラザラ感がなくなるまですり混ぜる。それに、卵黄を2個、分離しないように1個づつ、よく空気を含ませて軽いバタークリームになるまで混ぜる。
もう一つのボールで、白身2個分を泡たてる。砂糖を少々、こちらのメレンゲのために残して置かなければならなかったのに、バタークリームの方へ全部入れてしまったので、メレンゲの砂糖は過剰な甘み分となるが、メレンゲの腰を作るために仕方ない。
そのメレンゲを半分づつバタークリームの中に加えて切るように混ぜる。
最後にきな粉と小麦粉を入れてさくさく混ぜる。
パウンド型に入れて、160度にしたオーブンで30分ぐらい焼く。
焼きあがると、きな粉の香ばしい香りがナッツ系のお菓子のようで非常に美味しい。
オレンジジャムを塗ってみると、それは合わない。たぶんナッツがチョコレートが合うのだろう、そんな味。
砂糖が多かったので、けっこう甘い。
アメリカ合衆国で生まれると日本人国籍の両親から生まれたとしても二重国籍が可能になる。22歳だったかまでに一方を選ぶのか、捨てるのか、するらしい。
私は現在の住所のある区で生まれたので、日本国籍しかなけれど、仕事で二重の人がアメリカ入国の際にはアメリカのパスポートで入国しなければならないと聞いた。そりゃ、アメリカ人なのだから、なるほどだ。
で、日本人でもあるので、日本の出国時は日本のパスポートで、帰国時もそうなる。どっちも帰国になるのだ。
そのアメリカのパスポートをとるのに、パスポート自体は日本の領事館で取れるけれど、出生証明書原本がいるそうで、その証明書をアメリカから取り寄せなければならず、そのためにVital Recordのサイトでbirth certificateを申請するのである。
英語を読み解いて、手持ちのIDなどをアップロードして、返事を待つ。2営業日で書類チェック、その後不備があったら連絡するということだったが、意外にもあっという間に自宅へ郵送されてきたそうだ。
清め茶屋で買ったきよめ餅を食べながら書く日記。
熱田さんの、常緑樹の隙間から赤い葉を覗かせる背の高い木。何かとても共感する。この違和感、色もリズムもサイズも合わない不協和。
近くによると、赤い葉っぱがフィルムのように薄くすけていて、光の淀んだところのような見え方だった。
今年一年の無事と達成とに感謝し、変なものを祓って、来年のさらなる発展を願って、池の畔の茶屋で抹茶とお菓子を食べ、帰りにコートとウールのはおりと、マフラーを買って散財してきた。
10月も最終週となり、このひと月が短かったこと驚いているが、かといって10月に入った頃のことは遠い昔のようだ。
2008年で切れていたパスポートを更新した。先週、旅券センターへ申請に行き、今週は出来上がったパスポートを取りに行った。パスポート申請は久しぶりのことで、前回申請した時とは大違いだった。前回が98年だろうから、当然だが。
まずは、旅券センターがあったビルが老朽化して、2008年に建て替えられることになったわけだが、それが現在建築中だ。けっこう上の方までできている。その前を通って少し行くと、現在の旅券センターのあるビルがある。初めてなので、道に迷って、駅から5分ぐらいの距離なのに30分も歩いてしまった。
旅券センターの一番奥の方に、写真屋さんとJTBがある。写真はブースで自力で撮っても、写真屋さんに撮ってもらっても1000円(税別)だった。人力の方に年配のカップルや家族が並んでいたので、誰もいないブースで撮った。最近はスマホで証明写真を取れるので、ブースは久しぶりだ。座高が高いので、椅子を何回回してもちょうどいい高さにならないのも昔のまま。
できた写真を持って、予め書いてあった申請書と取得してあった戸籍抄本を受付に出して番号札と緑のクリアファイルをもらう。そのファイルに運転免許証も含め、すべての申請書類を入れて待つこと30人。カウンターは3つ開いていて、何かトラブルがある人は時間がかかるが、私のような凡人は特別な処理もなくすぐに「引き換え」の紙を渡されて終わり。統べて50分ほど。
ちなみに、昨年度、毎週仕事の都合でこの辺まで来ていたので、その間にパスポートを取るぞと思って戸籍謄本を取得していたが、あっという間に6ヶ月以上経っていて、反故になった。さらに、今年の1月に(冬休みか春休みに申請しよう、そうすれば夏の予定に海外を入れられる)と思っていたのに、それもあっさり6ヶ月過ぎていた。夏休みに申請に行けばよかったのに、面倒臭さから結局今になったのだが、3回も戸籍抄本を取っても区役所では何も言われなかったばかりか、親切にも「旅券の申請書は区役所にもありますよ」と教えてもらったりした。
旅券の申請書も3回書いた。1回めは「申請に行くんだ~」と言っていた職場の人が「余りがあるからあげる」と言ってくれた書式。年齢が変わってしまったので反故になった。2回めは区役所の待ち時間に書きかけたが、失敗したので反故になった。そういえば、80年代に友人と香港へ行く前に、友人がパスポートがないというので旅券の申請をしたことを思い出した。私も何故か一緒にいったが、申請書が旅券センターにしかなくて、近所の喫茶店で書き始めたけれど、集中できずに誤字多発で、結局その日は申請書式だけもらって帰った。今となっては自分の申請すらめんどうなのに、よく友人の申請に付き合うみたいな豆なことができたもんだ。
その後私も切り替え申請をするとき、当時は職場は同じ駅だったのだが、職場に人に「白い服だと綺麗に撮れない」と言われて写真のために藤色のスーツを着ていったあれは90年代初頭。申請の方はまったく覚えていない。写真のことばっかり覚えてる。
そんな感じで昔のことをいろいろ思い出しながら申請したパスポート。今日は出来上がりを取りに行った。面倒なので車で行ったけど、着いて5分以内に終わったので、駐車料金もかからず、電車乗り継いで行くより早くて楽ちんだった。中間にICチップを束ねこんだ厚めのパスポートを見ながら「日本国民だなー」と思っている。
京都の五龍閣に行ってみたいと思い、出張ついでに予定したが、出発時間が遅かったので、後で出張先への移動時間が危うくなり、タクシー移動するはめになった一日。
京都駅から、土曜の五条坂行きのバス乗り場には人があふれていて、けっこう時間がかかった。清水寺も近くなった途中にあるが、清水坂から少し奥へ入るので通りすぎてしまうようなところだった。
ゼセッションスタイルというが、日本の大正期の建物はいわゆる「洋館」だ。正面は幾何学的だが、裏手のステンドグラスや丸い窓枠はアールヌーボーだった。ウィーン分離派というと日本や中国の意匠へのあこがれのようなデザイン要素があるわけだから、そういう装飾は瓦屋根のうろこにけっこう馴染む。
店には下駄箱があるホールみたいなところが見えているけれど、入りにくいのでどうしようかと思うようなところだった。思い切って靴を脱いで入ると、12時も近いのに私しかいない。それでも迎え入れられたので、ゆっくりカレーと豆腐プリンを食べる。そのうちに人がたくさん入ってきたけれど、五条坂付近の人の多さを思うと空いている。カレーには京野菜が使われていて、辛めで美味しい。豆乳プリンパフェというデザートは、食後にはちょっと重かった。ドーナツみたいなものと、抹茶のアイスが載っていて、その味とボリュームに隠れた底の豆乳プリンの方は、よくわからなかった。
建物は私邸だったとかで、思ったよりも小さくこってりしていた。内装は細部に装飾が行き届いて、見飽きない。カフェというより、文化財の公開ついでにカフェも、という体である。
地下鉄までタクシー移動して、出張先へ。久しぶりに話す人もいて、良い知らせを聞いたり偉い人に激励されるなど、なかなか励みになった。
タルトタタンの定義はしらないけど、りんごのケーキって意味ではタルトタタンを作った、今日、昼。
今年はじめて買ったリンゴがちょっとポカポカだったので、フライパンを温めて、薄く切ったリンゴをバターのカラメルの上に並べ、その上からホットケーキの生地をまわしかけてじっくり焼くだけ。写真はない。
手持ちの鉄のフライパンが確か20センチ弱ぐらいなので、まずバター、そこに砂糖を入れて焦がす。この時、水で作る普通のカラメルだと、最後の方で煮詰まって煙が出てきたらすぐに焦げてくるけれど、バターだと煮詰まっても減りが遅いので、いきなりコゲる心配はない。
で、リンゴを薄く切って芸術的に並べるといいのだけれど、適当に切って適当に並べても、そこそこいい感じにはなるフライパンタルトタタン。皮はつけたまま芯を取って薄切りするだけなので、バターのカラメルに熱を通している間にできてしまう。
リンゴを並べてから、生地作り。卵1個をよく溶いて砂糖がザラザラせずに混ざるまでかき混ぜ、粉を100CCぐらいかな(目分量なのでわからない)、ベーキングパウダーを5グラム、牛乳を加減しながら入れて混ぜて、生地がリボン状に垂れ落ちるぐらいに整える。リキュールやエッセンスを入れると卵臭さが無くなる。今日はリンゴなのでバニラは合わないし、その他の酒もなかったので、何も入れず。シナモンでもいいかも。
この生地が出来てしまっても、まだリンゴはきつね色にならないので、しばらく生地を寝かしておく。リンゴを10分ぐらいは焼いたか、とにかく焦げ目が見えたら上から生地を回しかける。そのまま中火のやや弱いので、5分ぐらい。生地がふわっと盛り上がって、串を刺しても何もついてこなかったら出来上がり。リンゴも生地も片面焼けば大丈夫、ひっくり返さなくてもいいが、気になるならひっくり返してもいい。
出来上がりは、こってりバターが表面だけについているので、全体のカロリーも低めだし、生地少なめのリンゴ多めに作ったのでさっぱりしたのが出来た。熱々はおいしくないので、しばらく冷ましてから切って食べる。私は食べ過ぎた。
出張中に人間ドックの結果が郵送されてきたのだけれど、受け取れないでいたのを、今日郵便局へ取りに行った。で、要観察とかあると嫌だなあと思っていたら、それどころか、要再検査になってしまい、がっくりきている。しかも、尿検査とエコーの結果の2種類から同じ結論が導き出されていて、もう明らかすぎるのが、もう…。
検査は一月以内にしなさいということなので、ギリギリまでひっぱって、それまでに治すぞ(どうやって?)。