過去数年間うちの定番が魚沼産こしひかりで、いちばん買う米だったけれど、最近しばらく別の米を買っている。こしひかりは魚沼産以外も弾力と甘み、冷めてもおいしいなど、安定の良い米だが、他にも美味しい米がいろいろ開発されてきて、食べ比べが楽しい時代になった。
というわけで、昨年度買った米で思い出せるものを記録。
雪若丸
「つや姫の弟」がキャッチフレーズの山形の米。名前のとおり白くつやつやに炊けるし、粒が大きいので映える。食べると、まず香りがいい。おかずに負けない米の風味がある。つや姫より固めという巷の噂にもかかわらず、もちもちが過ぎない適度な柔らかさがあって、非常にふっくらしている。価格もお手頃。
コシヒカリの新潟県から新しい米。かなりもちもちして食べごたえがある。粘りと歯ごたえのバランスを売りにしているようだが、それほど粘りはないので、ややみずみずしさに欠ける印象。価格設定も高め。巷では2017年米に比べて乾燥していると言われているので、今後に期待。
だて正夢
ネーミングがアレで買うのをためらっていた宮城米。買ってみて良かった。大粒の食べごたえ、もちもち感とつぶつぶ感がいい。個性というより優等生という印象のお米だった。
里山の夢
広島の「あきさかり」はコシヒカリ系の米ということで、味も歯ごたえもコシヒカリっぽい。さっぱりしていて寿司米に最適とのことだが、そのとおり。
青天の霹靂
青森の米。食べやすくてオカワリしそうになる米。つぶつぶだし、ふわっとしているけど噛めるし、かといってもちもち過ぎないし、味も香りも調和していて、どんなおかずにも合わせてくる。ちょっとさめると、ものすごくもっちりする。こうして書いている今も食べたい中毒性があるかもしれない。
その後の米
いちほまれ
福井の米。光っている。ブランド米はどれもツヤが良いけど、これもかなりツヤツヤ。甘い。とにかく甘みが強い。味のクセがない。食感はふわっとしてつぶれやすいけど、もちもち。ちょっと冷めるとなお美味しい。
ただ、もちもちも度を超えないほうが良いなと思いながら食べている。
いちほまれ期間中だけれど、つや姫の300グラムパッケージ(約2合)が売られていたので炊いてみた。
山形のお米、旨味が際立つ。長さがある大粒で、噛むとつぶつぶ感がある。歯ごたえはあるけれどさっぱり感もあって、覚めると表面のつるつるが心地よい。
ひとめぼれ
岩手のお米。白い、甘い、大粒。食べごたえがある。桑名のアサリ時雨煮を載せて、出汁をかけて食べるのにピッタリの米。アサリしぐれ煮にはもちもちのご飯が合う。大好きな青天の霹靂も、アサリとひとめぼれの組み合わせにはかなわないだろう。