考え中

まったく公共性のない備忘録

仮枕暮らし

2000年ぐらいから使っていた低反発素材の枕が、今年のはじめ辺りからなぜか高く感じて、夏の間は座布団みたいに薄くなっていたクッション(以下せんべいクッション)を寝室に持ち込んで寝ていた。

10月半ばに高さ的にちょうど良さそうな羽根枕を見つけて買ってみたけれど、沈みすぎて自由がきかず、眠りにくい。

この羽毛枕、売り場で押さえてみて、すぐに空気を含み直して戻ってくる様子を見て良しと思ったのだが、良くはなかった。寝てみてわかったことは、それは素材が戻ってくるというより含有空気が元通りになるということであった。羽毛は押さえている間は反発しない。つまり、頭が載っている間は沈んだままになるということである。沈むと眠りにくい。押さえていても素材そのものが反発してくる必要がある。

ということで、「やや硬い」「しなやか」というのは大事だと学ぶ。かといって、低反発枕は高さが合わない*1。そういう意味で、せんべいクッションが最も寝やすいけれど、正方形で幅がなく寝返りが打てない。

こうなると、どういう枕がいいのかよく分からない。再度せんべいクッションに戻り、しばらく改めて枕探しを始めたものの、試しに一晩寝てみるということができないので捗っていなかった。

今週の初めに、洗えるという枕を見かけて試しに買ってみた。低反発のウレタンは洗えないが、この「マイクロわた」という素材は洗えるというのもいい。もちっとしていて、わりと弾力があって手で押さえると手応えが戻ってくる。

寝てみると、これでもやや高く感じるのだけれど、妥協できる高さなのでしばらくこれで寝ることにした。仮枕暮らしは終わるのだろうか。

ところで、20年ほど活躍した低反発枕、耐用年数を調べたら長くて5年(通常3年)と出てきた。明らかに使いすぎである。しかも「低くなったと感じたら替え時」とか。高くなったと感じたらどうなんだろう。

この低反発枕、枕カバーをかけて使うのだが、その下に基礎的なカバーが2重にかかっていて、1つは外して洗う外カバー、もう一つは枕素材を守る網のようなカバーである。内側の網の方はしばらく外していなかったのでこの機会に外してみると、中から低反発本体が出てきた。まだ使えると思っていたけれど、そこここに劣化の兆しが見える。

*1:低めのもあるらしいが。