考え中

まったく公共性のない備忘録

牛乳ぶちまけ

人生長くなると、液体をたくさんぶちまけて泣いた経験が幾度かあろう。

その一回が今日だった。

 

台所でアイスコーヒーにミルクを入れたところで、アイスコーヒーのパックが空になり、それを洗ってリサイクルする方を優先したがために、縁においたコーヒー牛乳に手が当たって床に落とした。

 

コーヒー牛乳はテーブルの下や椅子の脚にかかりながら、向かい側の壁まで広範囲に飛んだ。一瞬、視界と頭が乳白色になり、真っ白な脳みそが徐々に片付けの段取りをひねり出しはじめる。

 

まずは乾いたタオルで、その広範囲を拭き取る。

そのままでは臭くなること必至なのでウタマロクリーナーをぶちかけて、ビタビタの雑巾で洗うように拭き取る。

さらに、最初の落下場所で、水分の大部分を吸い込んだキッチンマットを洗濯機まで運ぶ。

床に戻り、ウタマロの香りが残らないように水拭きし、最後にスチームGoという蒸気を当てる掃除道具で拭き取った。

床の手入れは済み、洗濯機で洗い上がったキッチンマットをベランダで干した。

小一時間の大作業だった。

 

掃除しながら、これまでぶちまけたものを色々思い出していた。

実は、この夏、2回もガラス容器割れを伴う大散布をやらかしている。先月は冷蔵庫で夏に冷やしてある冷茶(ジャスミン茶)だった。15年は使っていたボトルを割った。お茶もけっこう飛び散った。

水やお茶は掃除に使う液体でもあるので、まだぶちまけてもダメージが小さい。

コーヒーあたりは匂いが残るので要注意だ。大打撃だったのは甘いぜんざいのおぶちまけだった。広範囲にネバネバした小豆の汁が残って、拭いても拭いても終わらなくて、本当の意味で涙を出した。

 

今日は、コップが割れなかったのが幸いだった。