考え中

まったく公共性のない備忘録

エセルとアーネスト ふたりの物語

レイモンド・ブリッグスが両親を描いたアニメ作品。1920年代後半から戦時の苦労、住む子の疎開、戦後の生活、老年期、死と、それぞれの時代を淡々とみつめ、繊細に描いた作品だと言える。

ロンドン郊外のウィンブルドンの暮らし、小さな家の様子、二人のキャラが立っていて前半は面白く見ることができるが90分は少し退屈する。しかし、当時の暮らしや政治、戦争を庶民がどんなふうに捉えていたのかを如実に示す良作ではある。