考え中

まったく公共性のない備忘録

うな富士天白別邸

「うな富士」はミシュランガイドにも載るいいうなぎやさんだが、街のうなぎやさんだったその昔はもっとすごかった。代替りや火事騒動で、気がついたら大手の外食企業がうな富士の支店を東京やらあちこちに生み出していた。

こだわりのうなぎ選びやこだわりの炭、こだわりの焼き方などが、どのぐらい継承されているのかについては多くは求めないつもりで、「天白別邸」という古民家を改装したうな富士の支店に行ってみた。

 

11時半だというのに、店舗前の駐車場は満車に近い。お店は普通の古い一軒家だけれど、玄関アプローチを料亭風に足してあって、プレゼンについてはバッチリである。

 

うなぎは、うなぎ丼、ひつまぶし、その他ほぼなんでもある。値段はまあまあ高いけれど、最近のうなぎはこういうもんかなと思う。

 

肝心の味は、おいしかった。うなぎは分厚くノリノリで、炭の香りが(昔の記憶ほどではないが)ちゃんと香り、この地域独特の濃いめのタレの香りも食欲を誘う。うな丼の一番上のにしたので、惜しげもなく一匹分がご飯の上に繰り広げられており、食べきれないほどガッツリなうな丼だった。