考え中

まったく公共性のない備忘録

やきものの里 かわら美術館

 

以前から一度行きたいと思っていた愛知県高浜市の「高浜市やきものの里 かわら美術館」へ行ってみた。2ヶ月ほど前に常滑まで出張で行ったとき、思ったほど遠くはなかったので、距離的にさらに近い高浜市なら行けるだろうということで、ドライブがてらでかけた。

 

高浜市は面積も人口も小規模ながら、貝塚や遺跡などがこの美術館近くにキュッと収まった興味深い土地である。

 

産業のひとつが窯業で、「日本三大瓦」のひとつ「三州瓦」の主産地として有名なところだ。大きな寺社の瓦や鬼瓦、鯱、狛犬などを作っている。造形の見事な作品的なやきものも多い。

 

衣浦湾沿いにあり、瓦を運ぶ海路が確保されていた。美術館の建物は、瓦を運んだ千石船の形をデザインしたそうである。館の玄関前左右にシャチホコがある↑。

 

釜を改良して石炭で焼けるようになってから、生産力もあがって一大生産地となったという歴史や功労者の紹介などがわかるようになっている。

古代からの出土品も展示している。

 

 

鬼瓦も各種展示している。

↓おでこが華やかな鬼瓦。

 

 

美術館側の3階建ての建物は、複合施設になっていて、1階にはホールやレストラン、ミュージアムショップがある。その1階に小さな常設展示コーナーがある。近隣の散策に役立つ史跡マップなどもある。

 

3階の常設展示は、展示物を入れ替えながら展示しているようである。展覧会もされているようで、いくつか図録も出ている。

 

2階は特別展示室で、この夏は瓦とは関係なく、夏休みの地元の子どもたちを集めての星空についての展示だった。

 

今年の4月に開館した図書館が併設されている。

駐車場は3箇所ぐらいあって、無料、それほど広くはないけれど、来館者が十分止められる程度である。史跡に隣接するので、そちらの方には歩いていけるが、気温25度近くだったので、やめておいた。