今日から始まった豊田市美術館の展覧会と常設展。
「吹けば風」の方は四人展で、映像作品がいちばん面白かった。
特に、民家のような生活感のある室内の、家具や電化製品に映写機で映画作品を映写するという試みがあって、作中のスプラッターな映像が、現実世界の扇風機や宅配便のダンボール空き箱などに映し出されると、映画の殺人現場が二重に見える。その二重性が、さらに映像作品として展示室で上映されているので、3重にも感じられる。
美術館で見るより、自宅で動画サイトで、あるいは屋外で見るといいかもしれないと思った。
それ以外は、今後に期待といった作品だった。