考え中

まったく公共性のない備忘録

モネ 連作の情景

上野で2つの展覧会へ行ったが、その2つ目はモネ展で、上野の森美術館での開催だった。

 

国立西洋美術館の「カフェすいれん」で早めのお昼ごはんを食べたあと、上野公園を歩いていると、すぐにモネ展入り口の長い列が目に入ってきた。

 

オンラインでチケットは買ってある。

ただ、2日前にオンラインチケット販売サイトを見たら、時間指定で、売り切れ御免状態だった。相当な人気で混雑することは予測できる。すでに土曜日分は全時間帯で売り切れ、日曜は昼時の2枠と終了時間近くの2枠のみで、あとは売り切れていた。

12時から入場できる枠のQRコードを出しながら列に近づくと、チケットを買わなくて良い人はそのまま入ってくれというので入っていった。臨時のロッカーが入り口の外に設置されていて、空きがあまりない状況である。

 

こちらも、写真スポットがある。

 

 

入場した部屋は、満員電車のように人がひしめき、係員さんがピリピリしていた。

 

モネの巧みな構図や、早い筆使い、色選びなどには安心感があるのは前提として、近寄ると分解して見えてしまうので、いろんな距離から見てみたいが、それは贅沢というものだった。

 

係員さんが「空いている箇所から見てください」と言ってくれているので、律儀に並んで疲れ果てるのはやめて、鑑賞しやすい混雑度が低い絵から見るようにした。

並んでいる人たちは、1つの絵を見終わって、次の絵を見るために並んでいる。しかし、その場所が自らが見終わった絵の真ん前の特等席で、特等席であるにもかかわらず、絵ではなく次の方向を見ている。次の人が、その特等席の人が進むのを待っているという、非常に非効率な状態になっている。作品展示の間隔が狭すぎるのだと思う。

 

そうはいっても、なんとかすべての作品を、ある程度の近い距離で見ることができた。じっくりとまでは、いかないが。

 

とくに、ウォータールー橋の連作はほんとうにいい。

結局、30分ほどで見終わってしまい、国立西洋美術館の常設展の方へ、再度移動した。