考え中

まったく公共性のない備忘録

中西夏之の習作と弓形の作品群

今日は4月なみの暖かさということで、仕事の合間の一番暖かい時間にドライブを兼ねた美術館訪問をした。といっても見たい展覧会がなく、ねこ関連の展覧会を開催中の豊田市美術館へとりあえず行ってみた。

展覧会はネコだけではなく異素材の岩的なもんやら、形で知覚を遊ぶ展示などもあった。コレクション展は、いまクリムトは本国に帰っており、またシーレは東京へ出張している。アラーキーの写真と同じ部屋に、2枚だけ中西夏之の展示があった。弓形と影と背景とで、数学と言うか人体というか、計算されたゆらぎのあるような作品は、輪郭も終わりもない。終わりがないので作品の前から永遠に離れられない。スケッチも10点ほどあって、哲学的なことが書いてある。