考え中

まったく公共性のない備忘録

アリがティッシュに住もうとしていた

ここに越してきて4年になるが、当初からアリが家の中に入っていくるのが悩みだった。毒エサの置き場所や餌のタイプを把握して以降は気にならなくなったけれど、秋に向かうこの時期は要注意だ。

今年もそんな季節となり、しかし油断していたら、トイレの窓あたりにたくさん死骸が盛られていた。そう、このアリ、網戸の網目から侵入できるほど小さうのだが、なぜか窓辺で集団で死んでいる。そして、どういう習性は知らないけど、その死骸は仲間によってまたどこかへ運ばれていくので、しばらくするとなくなってしまう。

で、トイレの窓辺に屍累々だったので、窓の外を見たらアリが生き生きと行き来していた。その列の真ん中あたりに置き餌をガムテープで貼り付けてやったら、翌日には窓辺の屍もろとも消えていた。

 

ところが、それと入れ替わるように、今日のこと、一夜にして書斎のティッシュがアリの住まいになっているのを発見、発狂、駆除という騒ぎがあった。

そのティッシュケースを床に置いたのは初めてで、でも、初めて、昨夜、床にティッシュケースごとクリネックスを置いた。寝た。

起きた。24時間テレビ見た。昼ごはん食べた。ふと、書斎に入った!発見!発狂!(以下同)となったのだ。

 

よく見ると、ティッシュの出ている部分は、虫が葉を食ったときのように、無数の小さい穴が空いている。周りにティッシュの粉ができている。ティッシュ食べるの?と思いながらしばし観察……とかしている場合ではない。

 

慌ててまず手にしたのは、ハッカ油入りのアルコールスプレー(自作)である。アルコールをかけると奴らはイチコロなので、たまに使っていたのである。別件だが、玄関ドアにおしっこをかけていく猫がいるので、猫よけにもなる。

床のアリを掃除機で吸いながら、自分がハッカ負けしてきたので、普通の台所用のアルコールで応戦、ある程度退治した。

しかし、ティッシュケースの中のアリの数が半端ない。ティッシュ箱を横から開けてみると、かなりいることが分かった。そこで、ティッシュは箱ごと処分して、書斎窓際には置き餌を置いて、床はしっかり水拭きして、駆除は一段落した。

 

最初の年はこの書斎にあらわれた。掃き出し窓も腰窓も、どちらからも入ってきていた。転々と死骸も落ちていた。

2年目は、キッチンに出た。これは本気で対処した。けっこうしぶとかったので、数ヶ月の戦いになった。最後には置き餌の位置を工夫したことが勝利につながった。網戸と窓ガラスの間に設置したのだが。

 

キッチンには来なくなり、その後も水際っていうか、家際っていうか、壁際っていうか、際で駆除できていたのだが、今年は油断した。それにティッシュ食べるっていうのは知らなかった。

検索したら、ルリアリというのがティッシュに住もうとするらしい。あまりいいアイデアではないと思う。人間は必ずそのティッシュを箱ごと捨てるだろうよ。

 

というか、4年間ずっと「イエヒメアリ」と思っていたのだが、ルリアリだった。イエヒメアリはサイズ感はそっくりだけれど、もっと色が薄いという。それにしても、家に入ってくるのはどうかと思う。建材が好きなのかな。