考え中

まったく公共性のない備忘録

小牧山城(小牧市歴史館)

f:id:mihalita:20210315123719j:plain

尾張平野の古い海岸沿いにぽっこり隆起した小牧山。その歴史が展示されている「小牧市歴史館」へ行ってみた。

 

上の画像の木に隠れた建物が歴史館である。個人の寄贈による天守閣風の建物である。

実際には織田信長築城の小牧山城があったので、現在も発掘調査が続いている。画像で言うと、字が書いてある札が見えているところが石垣の遺跡になっている。石垣は何段にもなっていたことも分かり、建築材料が発掘されたりしている。その歴史については、このページ「史跡小牧山の歴史」をご覧いただくとして、発掘調査の結果、小牧山城は考えられていたよりも本格的な城だったということが分かってきたという話である。

 

f:id:mihalita:20210315131256j:plain

この大手道という麓から直線的に登る経路から攻略する。下の画像のように山腹でじぐざぐになるのだが、安土城の大手道の原型という。

 

f:id:mihalita:20210315121245j:plain

 

登りきったところに天守閣風の「歴史館」があって、青空に映えている。歴史館の入場料は100円で、原始時代からの出土品や合戦の絵巻などを展示している。

 

f:id:mihalita:20210315121508j:plain

 

回廊からの眺めが気持ちいい。近隣の城や地形が一望できるので、小牧山城の重要さが分かる。

f:id:mihalita:20210315122753j:plain

 

発掘調査の資料公開は、この歴史館ではなく南側山麓の「れきしるこまき」という新しい情報館の方にある。城下町の模型や、実際の石材の展示などがある。

 

北側には梅園もあることを、帰宅後知る。いま、満開のいいときだったのに。