考え中

まったく公共性のない備忘録

香典返し

1月に訃報があり、弔電を送った。

その弔電へのお礼のおハガキを頂き、それで済んだと思っていたら、「志」として香典返しが届いた。ちなみに香典はご辞退とのことだったので弔電しか送っていない。それに対しては過分なお返しである。

 

これにまたお礼を伝えるものなのかどうか、もらいすぎなだけに迷った。そもそもお礼として送られてきたわけだから、お礼にお礼をすることになる。きりがない。

そういうわけで、黙って頂いておくことにした。

 

大勢の弔問や弔電に対しては一律対応をしないと捌けないことは経験上知っている。我が家ではノートに一覧表を作って、頂いた程度に応じた対応をしたが、めちゃくちゃ大変だった。さらに香典返しが「届きました」みたいな連絡をいただいたりもしたが、その対応も大変だった。そもそも連絡がなくても恨んだりはしない。

 

さて、この話はここで終わらない。

その「志」の品は、故人の奥様と故人のご高齢のお父様が連名で送ってこられたものだった。お二人のことは故人を通して知るのみで、直接は存じ上げない。その故人のお父様がつい数日前のこと、ご逝去とのニュースがあったのだ。つまり「志」のお品をご準備された時点では高齢とはいえお元気だったに違いないのだ。

したがって、このお品へのお礼の書状は不適切であり、送るのであればお悔やみになってしまうのである。

結局、遠くからお悔やみをつぶやくことしかできない。