考え中

まったく公共性のない備忘録

むかしばなし(自分の)

6月も終わり、2024年も半分終わった。

後の半分もはやく終わってほしい。

 

雨由来の虚脱なのか、午前中は虚無のまま過ごしてしまった。

気付かずに、数センチ開いていた窓から、暴力的な湿気が家中に立ち込めていたからかもしれない。

 

昔の大学生は7月になると夏休みで、9月に前期試験を受けるというスケジュールだった。国文学を専攻していた私は、友人たちと演習授業の課題かなにかで万葉集にまつわる場所への旅行をすることになった。

 

友人2名(3名だったかも)とともに、近鉄ではなく岐阜周りの国鉄(今のJR)で奈良へ行った(たぶん)。友人たちが岐阜から乗るからだった。

民宿に泊まって朝から夕方まで飛鳥のあちこちをレンタル自転車で周り、日焼けして帰りの電車に乗った(たぶん)。

 

たしか、最初は法隆寺から、田んぼみたいな中を自転車で走り、亀石を何度も通り過ぎたり、橘寺で現在なら開帳時期しか見られない寺宝の仏像を見たりした。

日出処の天子』や『あさきゆめみし』とか読んでいるので、みんな変な知識はある。

奈良の一日は短く、夕方の5時にはあちこち閉まってしまう。ラストスパートで自転車を走らせて石舞台へ到着したが、その日の観覧時間は終了していて入場できなかった。

 

その年は、6月の間涼しくて、旅行を計画した時期にはそれほど暑い日になるとは予想していなかった。それが、7月に入るや否や日光が痛いほど照って、たしか7月3日ぐらいの平日に、屋根のない一面の緑の中、細い道を自転車で移動するのは苦痛ですらあったと記憶している。

 

今日は梅雨の影響でそんな暑さはないけれど、雨がやんだらすぐに明るすぎる日々が始まる。今年は「急行かすが」復活といううわさがあったけれど、今のところそういうニュースはない。

 

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今年の6月は乾燥していた印象だ。

6月のある日のすごい夕焼け。

 

 

5月に食べそびれたので6月に食べた柏餅。