考え中

まったく公共性のない備忘録

読書

続テルマエ・ロマエ

『続 テルマエ・ロマエ』が漫画アプリ『少年ジャンプ+』で配信されている。2話まで配信された。 もう、なにかお話の続きの可能性ってあったっけ?と思って1話目を読んだら、笑いすぎて「そうきたか」となった。 漫画を読む機会が少なくなっていたのだが、公…

会話を哲学する

会話を哲学する 三木那由他 | 光文社新書 | 光文社 Kindleセールで半額だったのだが、これを買ったのは失敗だった。 半額でも、こんなに買って損したと思った本はめずらしい。 哲学分野とはいえ、言語哲学の先行研究の扱いが悪い。先学との議論もなく、それ…

教養としての建築入門

坂牛卓『教養としての建築入門』は、中公新書の入門書である。 www.chuko.co.jp 新書の入門書は、ある程度の専門知識も必要という場合も多く、最後まで読めない本もあるが、これは違う。ほんとうに「教養として」読める。 序章 建築の歴史第1部 観賞論―建築…

Chrome拡張機能「その本、図書館にあります。」

Chromeの拡張機能として重宝していた「その本、図書館にあります。」であるが、Amazonのデザイン刷新以降使えなくなった。 「その本、図書館にあります。」とは; 近くの図書館を登録するとAmazonのページで本が図書館に置いてあるかや貸出状態などが分かり…

世にもあいまいなことばの秘密

川添愛『世にもあいまいなことばの秘密」、年末に出版されたちくまプリマー新書である。 www.chikumashobo.co.jp 実例豊富なことばの一般書であるが、基盤には言語理論がある。「あいまい」も術語であるが、一般語でもあるので「あいまい」かもしれない。 か…

たゆたえども沈まず

積読解消。 原田マハ「たゆたえども沈まず」。ゴッホと弟のテオの不思議な因果を、架空の日本人の観点から描いた創作史話的作品である。 www.gentosha.co.jp 読み始めては挫折し、放置されていた。 正月休みになんとか読んだ、ちょっと苦しかった。 ゴッホは…

動物たちは何をしゃべっているのか?

シジュウカラのことばを研究している鈴木氏と、世界的なゴリラ研究者で京大総長の山極氏が、動物のコミュニケーションと人間のことばとを地続きに考察する対談である。 www.shueisha.co.jp 動物が言語を理解できるかどうかという問いは長らく研究されている…

ことば、身体、学び「できるようになる」とはどういうことか

4冊同時に読み進めているうちの2冊め、今日読み終えた。 元オリンピック陸上選手の為末大と言語心理学者の今井むつみによる対談である。 https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594095796 身体を使えるようにするとはどういうことか、言語が果たす効果…

指先から旅をする

books.bunshun.jp 久しぶりに一般書的なものを読んだ。 藤田真央の旅先での演奏を雑誌に綴ったものの書籍化である。 他人の旅日誌は面白いのだが、ピアニストの旅は演奏旅行なので、どんな気持ちで演奏しているのか、演奏者からはどんな風に聞こえているのか…

ガウディとサグラダ・ファミリア展 2回め

クリスマスイブの午後、大須観音駅を降りたらカップル(アベック?)しかいない。 そんな街の風景ではあるが、マイペースに名古屋市美術館としらかわホールへ行った。ガウディ展は2回めである。 国立近代美術館で、大混雑のなか見たガウディ。あれは、6月だ…

Amazon図書商品券

Amazonの図書商品券200円分をくじでもらったので、早速買いたかった本に適用しようとしたら1時間浪費した件を書く。 紙の単行本を買おうとしたが、8月に刊行したばかりのその本はすでに売り切れていて、Kindle版しかない。Kindleならすぐ読めるし、一回読ん…

増え続けるKindle端末

Kindle本をiOS端末で読むのだが、新たな端末にKindleアプリを入れると端末はどんどん増えていく。PCも何台もあって、すべてのKindle for PCを入れていると、増えていく。 その結果、Amazonで「端末の管理」を開くと、分かりにくいことになっている。雰囲気的…

リーディンググラス

20年前のメガネを読書用にしていたので、同じ度で新しいメガネを作ってきた。 実物を持って、これと同じ度で、と言っただけで、その場でレンズを機械に当てて度数を出している。そんなことができるのか。 しかも驚くことに、30分後に出来上がるそうだ。 すご…