考え中

まったく公共性のない備忘録

お参り

久しぶりに熱田さんへお参りに行った。

七五三の時期で、家族連れも多く、屋台も出て賑わっていた。

 

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晴れて空は明るく、お日柄も大安で結婚式も執り行われていた。

お参りして、お守りをいただいてから、清め茶屋のお菓子で一服。

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今日は上用饅頭か栗のおまんじゅう(選べないけれど)があった。栗が来た。うれしい。

 

きよめ餅を買うかあつた餅を買うか迷って、今日はあつた餅の方を購入。家で開封してみたら、紅白餅だった。七五三だからか。

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最近のお菓子 黒糖饅頭とか!

丸屋本店(新潟)の「黒糖饅頭」がおいしい。名前の通り黒糖風味のこしあんがぎっしり入っていて、風味豊かな饅頭。皮になにか入っているようで、かなりしっとりしている。きっと蒸したてを食べると美味しいに違いない。新潟に行くことがあったら覚えておこう。

 

もうひとつ。衝撃のおいしさ「パリンとおいしい  プチ風せん」

中が空洞で、噛むとパリンとする。味も嫌味なくさっぱりで、お米の風味もあって、何個でも食べられる。よしもと47シュフランというのに認定されているそうだが、耳慣れないので調べてみたら、あのよしもとだった。

 

ついでに、豊橋の「ボンとらや」の初代寅蔵どらやきというのも食べた。洋菓子屋さんということで、いかにも洋菓子っぽい皮、さっぱりしたつぶあん、どら焼きらしい皮ではないけれど、これはこれで洋菓子と思えばイケる。

ギュスターヴ・モロー展

ギュスターヴ・モロー美術館から100点。パリのモローの自宅を美術館にしたところで、「出現」を含むサロメの代表作にまつわる習作も多く展示されている。そこから日本で巡回展示に来ている。

 

昨日、”釘が刺さって”中止となった大阪出張の仕切り直しで、午後からは仕事だったので、朝は早めに新幹線に乗ってあべのハルカスで会期終了間際の展覧会を見た。

新幹線は連休初日で混雑気味、御堂筋線は凍りつくレベルの寒さ、世界一高いビルと言われるあべのハルカスは、美術館へのエレベータの案内が少なめで迷うこと必至。地下鉄はB2、近鉄は1F、JRは2Fと繋がっているらしいが。

 

展示は、入室して最初は家族の女性たち、続いてサロメ関係、後半はその他の神話の女性たちという展示方策となっている。

女に惑わされたい、破滅させられたい、女性の見る前で処刑されたい。首のない肉体に、いけない歓びを抑えきれないモロー。・・・という見方で合ってる気がする。

 

巡回順は福岡で10月から。

 

 

タイヤに釘が刺さる

普段の行い?

今日は出張、夜も遅くなるので新幹線に近い駅まで車で 行こうと家を出て10分ほど走ったところでタイヤ空気圧激減警告灯が出た。

今日の出張は任意な上に、ギュスタヴ・モロー展もついでにと思って早めに家を出ていたので、いったん家に戻ってJAFに連絡すると、1時間半後にサービスができますとのことなので、出張は取りやめて待機している。

 

まだ半年前に同じ前輪でネジを踏んだばかりなのに。

mihalita.hatenablog.com

 

ちなみに、このときのネジは穴埋め修理を念入りにしてくれたからか、翌週ぐらいにディーラーで点検したときには異常なしで、運転席側が怖いので右後ろと交替してもらった。

さらに先々週ぐらいに6ヶ月点検をしてもらったときも、修理後は確認でき、そこを石鹸の泡検査しても異常なしというのをやってきたばかりだ。

 

というわけで、タイヤの空気圧が好調のときばかり釘を踏むし、前輪ばっかり。私が習ったときは、前輪で釘をはじいて後輪で踏むみたいな仕組みだったけど、なぜ前輪の同じ位置ばかりか、対策ができるのかできないのか(でくるとしたら空気圧点検ぐらいか)と考えている。

 

民藝運動と河井寛次郎展

大正15年の民藝運動に関心があって、河井寛次郎展を見に愛知県陶磁美術館へ。瀬戸が近い長久手の奥の方で、ひっそりと展示している。今回の展示は京都国立美術館所蔵品でありで、愛知トリエンナーレの一環の特別展でもある(別件でちょっとした話題の)。

来るのは2回め、以前来たときは人生に嫌気が差した30代のある日だったか、所蔵品には心動かされものの、優れない気分で歩いた覚えがある。今日来てみたら、所蔵品は相変わらず素晴らしく、キュレーションもなかなか良く、しかし経営はいまいちな美術館だった。

河井寛次郎は新しい表現のために新しい技術にどんどん取り組み、時代の空気や20世紀初頭の美術界の影響を受けながら、作品を変転させていった。それが時系列で見られる。色や艶を出す技術もすばらしく、形も面白いもの、伝統や古典を再解釈したものなど、それぞれおもしろかった。

背景にある民藝運動は、ロマン主義期のイギリスの詩人ウィリアム・ブレイクに影響を受けた柳宗悦や、バーナード・リーチを通してウィリアム・モリスの生活文化向上の思想に影響を受けた濱田庄司などが、日本の民芸品に芸術品以上の美が宿ることを周知して広める運動で、懐古的ではなくモダンな手作りの技評価といえる。イギリスで言うアーツ・アンド・クラフツ運動的なものだけれど、日本では西洋化する社会で無価値なものと打ち捨てられがちな生活道具の再評価という側面もあった。

本館を出て南館の袖あたりには、狛犬館があって、黄瀬戸の狛犬など陶磁器の狛犬が展示されている。室町、江戸あたりの貴重な阿吽たち。

この地域の陶磁器の歴史をひもとく南館もチラ見して、帰宅。

この美術館にはミュージアムショップがないけれど、陶磁器や狛犬のミニチュアを売ればイチコロ消費者が多いはずだがなあ。

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しかも、今ちょっとホットな谷口吉生のお父さんの谷口吉郎による設計。中庭から眺めると、本館と左翼とが芝生を広々と囲み、水路を配したときめき建造物である。館内は昭和50年代の雰囲気を残し、2階と地下に展示室を持つ。

作陶教室もあるし、登り窯も見学できる。

その後のポーチュラカ

ポーチュラカは放っておいたら咲くようになり、いま満開である。ただし、茎が伸びすぎて花が咲かない株もあって、何が違うのか未だ解明されていない。

最近は毎日セセリチョウっぽい虫が飛来してみつを美味しそうに吸っている。

 

画像はあまりの動きの素早さに、捉えきれていないが、ヴェロニカ?でみつを集めるコハナバチ的な虫。

 

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追記 2019ん9月3日

帰宅して見たら、セセリチョウではなくシジミチョウがひらひらしていた。葉っぱが少しかじられているので、幼虫がいるのかもしれない。ポーチュラカは9月か10月ぐらいまでの花が終わると冬を超えられないので、今のうちに食べていくがよい。

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Windows10アップグレードでwi-fi切断など(追記を独立)

8月初旬にWindows7で絶好調だったThinkPadをしぶしぶWindows10にアップグレードした。その際に、ドライバも更新するなどしてグラフィックスやサウンドは調整されたけれど、wi-fiだけは不具合が続いていた。

 

mihalita.hatenablog.com

 

不具合は、wi-fiにつながるけれど、しばらく使っていると切断しているというものだ。スリープ後の復帰時にも自動につながらない。

再度手動で繋げば普通に接続するのだが、やっぱり直したい。幸い、接続しなおせばつながることはつながるので、あれこれ試した。

再起動をちゃんとするとか(パソコンもルーターも)、ドライバ更新とか、そういう基本的なことは全部やった。

それ以外の処置として、以下は決定版ではないけれど、なんとかほぼ直った。もしかしたら、その間にWindows Updateなどがあって気づかないうちに修正された可能性もないわけではない。

 

  • 追記:2019年8月14日(改善しなかった処置)

ThinkPadwi-fi接続がよく切れるので、原因を探っていた。トラブルシューティングでつながるので、ちょっとした設定なんじゃないかと。

Windows 7は標準でIPv6をサポートしているけれど、古い機器だとパフォーマンスが落ちる可能性もある。その場合IPv4をメインで使う設定にするケースもある。

Windows10はIPv6を優先するしくみになっているそうで、IPv4だけ使ってみることにした。IPv6のチェックを外すには、「ネットワークと共有センター」で接続中の回線のプロパティを開けば良い。

 

  • 追記:2019年8月20日(一応よくなった)

ThinPadのwi-fi接続は、IPv6を無効にしても特に改善せず、他の原因を探っていた。今日対策してみたのは、省エネのために勝手に接続を切る機能をオフすることだった。やり方は、赤チェックつけているところのチェックを外すだけ。画像では外したところ。

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範囲に入ったら自動的に接続にチェックしてても、勝手に接続を切る機能が別途活動していたら意味ないじゃんってやつだ。

なんとなく、うまくいくような気がしている。

 

・その後

その後、切断現象は一回だけで、それ以外は全く問題なく使えている。6年半もフル活用してる汎用モデルなので、もともとスペックもそこそこだし、自分でメモリ増設しているし、寿命も近いような音を出すときもある。

ただ、ThinkPadって癖があるようでない。70年代ぽい斜めのロゴ、赤い差し色、いいじゃないか。ちなみにトラックポイントは使わない派だよ。

 

・追記:2019年10月24日(↑解決してなかったので)

「その後」で様子を見ていたけれど、起動するたびに繋がっていないWi-Fiをつなぎ直す手動生活が続いていた。

しかし、原因は明らかだった。上記画像のネットワークアダプタの下位にあるWirelessのドライバをいったん無効にして有効にすると自動的につながるのだ。

その作業を毎回していたのだが、これを一旦削除したらアップデートされてうまくいくんじゃないかとおもっている。しかし削除する勇気が出ない。

そこで、設定→ネットワークとインターネット→「ネットワークのリセット」というのをしてみた。再起動する。

手動で作業しなくても繋がった。

まだ、これから様子を見るけれど、今度こそ?

 

 

コンタクトレンズ新調

しばらくメガネで過ごしていたが、見えにくいし疲れる。美術館で作品を見ようというときは特に暗めの照明で何とも見えない。

仕方がないので、コンタクトレンズを作った。

 

2月の初めに片方なくして以来のコンタクトレンズなので、半年ぶりということになるが、コンタクトレンズ人生が長いので特に書くこともない。

奇跡のお米「女神のほほえみ」

「青天の霹靂」を買いに行ったが、米屋のおすすめ「女神のほほえみ」を買ってきた。豊橋で偶然みつかり、昨年品種登録されたという。ふっくら大粒で甘みもあり、冷めてもおいしいという。

 

米が白い。もち米のように白い。胚芽が黄色く残っており、米屋によると、胚芽を精米で残したほうがおいしい米なのだと。だから栄養的にいいそうだ。

半信半疑で炊いてみた。

 

炊きたてを食べると、しっかり粘りがあって粒も大きくしっかりしていて大変おいしい。冷めたのも食べた。こっちのほうがさらにおいしい。奇跡というのは本当だ。*1

 

 

 

 

*1:ネーミングはキラキラ系だけど・・・

The Hours(2002)

ニコール・キッドマンの特殊メイクが話題になった映画。邦題は「めぐりあう時間たち」。ヴァージニア・ウルフのダロウェイ夫人にヴァージニア・ウルフの伝記を絡めた翻案映画化。

女優がみんなすごい。日常に潜む虚しさを表現する、その演技に目を奪われる。

ストーリーは、原作どおり夜のパーティを目的地とするある日、過去の解釈、死への衝動、出会いと連鎖などのテーマを使いながら、単なる生命としての生ではない「生きる」ことの業を新たに掘り起こしている。ヴァージニア・ウルフが創作に日常を捧げ、創作と記憶と現実とが交わるような脚本になっている。

 

 

Any Day Now (2012)

邦題どうしようかってなるのは分かるけれど、他になかったのか「チョコレートドーナツ」。劇中Alan Cummingが歌うボブ・ディランの”I Shall Be Released”の歌詞のサビがAny day nowで、解放される日がおそすぎること、今の状態が不当であることを歌っている。

実話に着想を得た創作である。薬物依存の母親から保護されていたダウン症児のマルコを引き取ったのがゲイカップルだった。3人はお互いを理解できる立場にあり、それによって絆を深めるが、主流の社会からの偏見によって引き裂かれる。法も守ってくれない。

70年代のゲイカップルが公私に渡り偏見や嫌悪にさらされていたことが分かるし、人々はそれが教育的にも正義であることを強く信じている。

 

 

 

 

 

水出しの緑茶

最近、水出しの緑茶を毎日出して飲んでいる。赤土の常滑焼の急須に、茶葉と水を入れて、冷蔵庫に入れて一晩寝る。

すると、朝、甘い緑茶ができている。一回甘い緑茶ができると、あとは水を足して冷蔵庫に入れるだけで、次のお茶の時間までに冷たい緑茶ができている。まったりとした甘みが急須の下の方にたまっていて、実にうまい。

どんな茶葉でも、茎茶でも赤土のマジックで甘くなる。*1

 

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お茶菓子。

先日、金沢で買ってきた福うさぎ。

5種類あって、棒茶、かぼちゃ、ゆずなど色も違うという。

 

 

開けてみたら、外箱の包装を解くと、スライド式に個装のお菓子が出てきて、個装の袋を破ると、箱に入っているのに透明ラップされていて、下に紙も引いてある。

包の中の包の中の包の中の包の中の、小さいうさぎ。

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うさぎは可愛いし、一番美味しい棒茶のあんこのはそれなりにおいしく味わったけれど、かぼちゃとか、いもとかは、家庭的なというか、素朴な味だった。

腰のない皮は、ふわふわでももちもちでもない。

ちょっと見かけ倒しでしょうか。

 

*1:でも、さすがに安いお茶はだめだった。

クリムト展

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ベートヴェンに捧げるゼセッション(ウィーン分離派)の1901年の展覧会のために制作されたベートーヴェン・フリーズの再現展示を見に行ったつもりだったけれど、ほかも良いのばっかりだった。

黄金時代のユディトI、黄金の騎士、ヌーダ・ヴェリタス(これは金色だけど手法的には黄金様式には入らないとテレビで千足先生がおっしゃってた)も装飾的で神話的でけど、黒いのがすごいのだ。クリムトは概念を描くのではなく空間を飾ると言ったはず。でも「家族」は装飾的というよりも闇のような黒さだ。同じ黒でも姉妹の絵の方は装飾的だ。

 

20日(火)の午後に思い立って行ったけど、駐車場も臨時駐車場が開放されていて、特に待たずに停めることができたし、チケットの列の誘導柵はあったけれど人は並んでいなかった。昼時だったし、ちょっとしたスキマ時間だったのかもしれない。

ロッカーに財布を入れちゃたので、音声ガイドの550円を取りに戻るために、再入場券を出してもらったけれど、待ち時間もなく難なく入場できた。

展示室内はさすがに混んでいるけれど、かといって誰も見ていない絵を一人で観ることは可能で、しかも結構近寄れるので存分に楽しんだ。

 

音声ガイドは稲垣吾郎だと聞いていたけれど、実際には女性による概要解説と、稲垣吾郎による作品解説のような構成になっていて、ところどころ音楽が入る。ベートーヴェン・フリーズでは第9が流れる。

音は、自分のiPhoneかなんかに良いヘッドフォンを刺して聞いたほうがいいかもしれない。

 

今回はグッズも充実していて、お手頃だ。たくさんの人が特設グッズ売り場にいる。レジは混んでいないけれど、特別版のカタログは全部売れたと書いてある。

実際、クリムトを家の壁に飾るのは、装飾的とはいえ難しいように思う。