考え中

まったく公共性のない備忘録

博物館明治村(1)帝国ホテル中央玄関

博物館明治村訪問記の2つめのエントリー。

建物には通し番号がついているので、カッコで付していく。

 

<(67)帝国ホテル中央玄関> 5丁目

東京都千代田区から明治村に移設されたフランク・ロイド・ライトの帝国ホテル中央玄関である。明治ではなく大正12年(1923年)の完成である。

 

北門から入村すると、中央玄関のお尻側からのアプローチとなる。あまりこの角度からは見ないね。

 

 

その後、正面の池の向こうまで回ってちゃんとその姿を捉えた。青空が似合う。

 

 

一周して外観を各方角から捉える。右側から。

ひさしの上にオブジェが乗っているが、画角に入らない。

 

そして左から。

ひさしに段差を設けている。

 

では館内へ。

チェックインカウンターが残されている。背面は、レンガの間に大谷石を埋め込み、さらにその内側に木枠の棚を造り付けた大胆なデザインだ。

カウンターも、上面は木製で、その下に石の層、その下に煉瓦の層がある。

 

フロント奥には吹き抜けのロビーがある。

やはり素材はレンガや石、木が組み合わせてあって、煉瓦は光が透ける組み方(テラコッタ)になっている。ちょうどこの画像の中央の柱のように、漏れる光を計算して光をデザインしている。

 

ロビーにはやはりフランク・ロイド・ライトデザインの椅子やテーブルのレプリカがあって、見学者が座れるようになっている。

 

ホール横の小部屋の足元と天井(2画像連続)。

石、煉瓦、木の素材に、さらにガラス素材が窓として効いてくる。足元のガラスの各所にはチェック柄のメタルが水平に貼り付けてあって、部屋のデザインとの調和を見せる。

屋内に石材がふんだんに使われていて、足元にガラスが埋め込まれているので、外の空気との一体感が楽しめる。

写真でも、窓を開けて風を通しているのが分かる。

 

このあと、2階にしつらえてある「カフェ」で落ち着こうと思って登っていくが、喫茶は「現金かな、それともペイ払いできるかな」と考えた瞬間、入村の際に2000円を払って、さらにクレジット払いをしたのに2000円を戻してもらわなかったことを思い出し、いったん引き返すことになる(前回のエントリー参照)。

 

その後、この場所に戻り、「コロッケー」の出店を発見したので、帝国ホテルのカフェでなく、屋外で軽食に変更した。

 

帝国ホテル、斜め正面からの撮影、これはその後、午後3時前に再訪したときの撮影。